• ホーム
  • テグレトールは常に持ち歩くべき

テグレトールは常に持ち歩くべき

患者と説明している医者

テグレトールはてんかんの薬です。
てんかんは、脳神経に異常が起こることによって発生します。
突然けいれんが起きたり、意識消失が起きたりします。

なぜ異常が起きるのでしょうか。
といってもその根本的な原因はまだ良く分かっていないのですが、異常が起きるときに何が起こっているのかはかなり分かってきています。
脳神経細胞の信号の伝わり方にあるのです。

神経細胞がこのような信号を伝える前、細胞内にナトリウムが流れ込んでくることが分かっています。
これにより、その神経細胞から次の神経細胞へ信号を伝える仕組みが整うようになるのです。
結果的に、異常な信号が伝わっていき、けいれんや意識消失につながることになります。

テグレトールは細胞内へのナトリウムの流入を防止します。
それにより、異常な信号が伝わることがなくなり、けいれんや意識消失といったてんかんの症状をおさえることができるという仕組みです。

なお、同じように神経細胞の信号伝達を抑制することから、三叉神経痛という神経の痛みにも用いられることがあります。
これも痛みという信号が伝わるのを抑制する作用によるものです。

テグレトールは即効性のある薬ではなく、どちらかというとむしろ予防的に作用します。
1、2週間は継続して初めて効果を現わすことが知られています。
また、急に減らしたり中止したりするとてんかん重積発作という重いてんかんが起きることがあり、注意が必要です。
そういうことが起きるのを防ぐにも、外出中に飲み忘れに気づいたときのために、常に持ち歩くのがよいでしょう。
もう一つ別に、てんかん発作が起きたときに、自分の服用している薬を分かってもらうようにする、という意味もあります。

関連記事
電気的興奮を抑えるテグレトール、免許持ちは運転NG 2019年09月22日

てんかんは脳の病気で、性別な年齢などに関係なく発病する可能性があります。世界保健機関のてんかんの定義では、脳の慢性疾患として神経細胞が突然に激しい電気的な興奮が...

てんかん患者に聞いたテグレトール服用きっかけ 2019年08月20日

テグレトールはてんかん発作の治療に用いられる薬として有名ですが、飲めば誰しもてんかん発作や痙攣が起きなくなる、というものではありません。テグレトールが高い効果を...